おいしさへのこだわり、匠の心。
日光市は、日光連山の麓に位置し、山々には濃い緑が広がり、市中を大小の河川・水路が流れ、扇状地としての恵まれた地形は、豊かな水を私たちに供給してくれます。
日光の水は日光連山の雪解け水。山々から流れ出る冷たい雪解け水が伏流水となり、長い時間をかけて大地の下で磨かれ「日本一おいしい水」といわれています。
この豊富で「日本一おいしい水」を利用して造られる地酒、たまり潰、醤油、味噌等の醸造製品の地場産業を始め、もやしや豆腐製造等の誘致産業もあり、市民生活をより豊かなものにしています。
市では、平成7年2月に "水と緑と花にあふれた潤いのある公園都市"を将来のイメージとして掲げた「オアシス都市構想」を策定し、現在、その構想の具現化を目指し様々な事業を展開しています。
湧水、地下水について研究を重ねた結果、いずれも厚生労働省発表のおいしい水の要件を満たしていることがわかっています。
日光杉並木街道は、今から約360年前に松平正綱候が20余年の歳月を費やして植栽し、東照宮に寄進したもので、日光神橋畔の並木寄進碑を起点として今市に至り三街道(日光街道・会津西街道・例幣使街道)に分かれ、その延長は37kmにおよぶものであり、本数は約14,000本です。
その後補植したものを加えると約25,000本になります。
その由緒と雄大な景観は、世界にも稀なるものであって、我国で唯一の二重指定を受けた極めて貴重な文化財です。